Cannery

~キャナリー~ 「いつもの」を思いのままに綴るブログです

映画「哲人王」を観た

 

敬愛する李登輝さんの「哲人王」なる映画があることを知ったのもつい先日、すでに各地で上映されているというではないですか。これは絶対に見逃せない!という思いでさっそく映画館に足を運んだのでした。

f:id:ebuffalo:20190715195710j:plain

 

正直、映画がはじまり最初は違和感がありました。この世界に絶望し自殺を考えるという女の子(まりあ)の設定があまりにも非現実的に思えたからです。それでも観ているうちに引き込まれていったのは、昔の映像や写真、アニメーションにインタビューといったいくつもの異なる場面が次々に飛び込んでくる面白さがあったからだと思います。記憶の中を旅するようなタッチのアニメーションも個人的に好きでした。

まりあとの対話で語られる話は、ほとんど李登輝さんの本で今までに読んだことがある内容でしたが、映像と共に聞く話はより深く理解できたと思います。

私がこの映画で印象に残ったのは、インタビューです。台湾の人たちが語る生の声はとてもリアルで、登場するおじいちゃんや、おばあちゃんが、かわいい❤のです。(おじいちゃん、おばあちゃんと呼んでは失礼なのですが、そう呼びたくなるくらい親しみのある方たちでした)

もう15年ほど前になりますが、台湾をひとりで旅した時、困っていた私に日本語で話しかけてくれ、親切にしてくれたおじいさんを思い出しました。私がお腹を空かせているのではないかと思ったのか、コンビニで煮卵のようなものを買ってくれ、飛行機の機内食で出たパン(たぶんおじいさんの食べかけ!)も持たせてくれました。その後も、宿泊先を一緒に探してくれたり、ご飯を食べるところを紹介してくれ、ほんとうにすごくすごく親切にしてくれました。

インタビューを観ながら、そんな懐かしい記憶と重なり、改めて台湾の人たちに親しみを感じました。台湾には、他のどの国とも違う感情が湧きおこるのは、私だけではないと思います。

 

この映画は出来るだけたくさんの人が観てくれるといいなと思っています。李登輝さんのことも台湾のことも統治時代の日本人のことも知ってる人も知らない人も、何か心に動くものがあるのではないかと思うのです。

もし迷っているのであれば、是非。

 

www.tetsujino.com

 

私が行ったのは、長野県上田市にある「上田映劇」という映画館です。100年の歴史を誇る映画館ということで、建物自体にも興味があり、ここへ行くことに決めましたが、独特の雰囲気の中で観ることができたのもよかったと思います。

 

f:id:ebuffalo:20190715210649j:plain

 

映画の中でも、「信仰」についての対話が出てきます。私の場合はこの映画を観てというのではありませんが、自分の中にある宗教や信仰といったモヤモヤした部分が初めてスッキリしたと感じたのは、 李登輝さんの本を読んだ時でした。

 

映画を見逃してしまった方は、本はいかがでしょう。 

 

楽天ブックスで見る 李登輝より日本へ贈る言葉 [ 李登輝 ] 

amazonで見る

 

 

楽天ブックスで見る 新・台湾の主張 (PHP新書) [ 李登輝 ]

amazonで見る

 

 

楽天ブックスで見る 「武士道」解題 ノーブレス・オブリージュとは (小学館文庫) [ 李登輝 ]

amazonで見る

 

 

楽天ブックスで見る 熱誠憂国 日本人へ伝えたいこと [ 李登輝 ]

amazonで見る